突然の電話
2020年10月16日月曜日
いつもなら、17:30を過ぎると入ってくる夫からのLINE。
18:30に最寄りの駅に着くから迎えに来てと。
最寄りの駅から家まで歩いて20分弱。
歩いて帰ってきたら健康に良いのに〜と思いつつ、私もゴミ出しを前日にやっておくと楽だからと、迎えに行ってしまう。
コロナの影響で、残業が出来なくなったので18:30には必ず帰ってきてたのに。
18時過ぎ、夫がどこにいるのか携帯の位置情報で見る。
ドン引きされる話の一つとして、私達はお互いにどこにいるのかわかる様に位置情報を共有している。
監視と言うより、あとどれくらいで帰ってこれるかという目安の為。
場所は会社になってる。
珍しい。今日は残業するんだなぁと思った。
息子も珍しく、学童から帰ると残りの宿題も自宅学習も自ら率先してやった。
「お父さんが帰ってきたら、脱獄ごっこするから!」って、携帯ゲームをしたい下心ありきのお勉強。
それも良いかぁ。最近、携帯ゲームで2人が遊ぶ様になってから、ますます父と息子の距離が近くなった気がする。
お風呂も私とじゃ無いとダメだったし、寝る時も私じゃないとダメだったのに。
それが「お父さんとお風呂に入る」って言い出して、お父さんも嫌がらず。
ほんと、去年の今頃は夫のお酒の飲み過ぎで人格がおかしいんじゃないかと思って、離婚まで考えてたのが嘘の様。
夫の帰りが遅くなるなら、先に夕飯を息子と食べてしまおうと夕飯を作り出そうとした時、携帯が鳴った。
鳴ったというより、震えた。
そうだ、仕事の時のバイブから変えてなかった。
夫からの着信かな?と見たら見知らぬ電話。
セールスの電話かな?と電話番号を検索してやっぱりセールスの電話かぁと思っているところにまた見知らぬ電話。
一瞬出るのを止めようかなと悩むが、ここでしっかり断ろうと出る。
いつものセールスの様な話し声では無い。
「Dさんの奥さんですか?」
何で私が夫の妻であるって知ってるの?
「私、夫の会社の◯◯と申します。Dさんが、会社で倒れまして、意識はあり話せますが、救急車を呼びました。これから病院に行きます。病院が分かりましたら連絡しますが、来てもらえますか?」
この電話で、驚いたし一瞬パニックにもなったけど、まだ受け止められていなかった。